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福井県鯖江市の孔版画家、助田篤郎さんが一昨年の3月に68才で亡くなられました。越前の紙の文化博物館では、今年、遺族によって同館に寄贈された作品を展示した回顧展が開催されました。
助田さんは、父の茂蔵さんの描く野の花の絵を美しい多色刷りの孔版画制作を二人三脚で、茂蔵さんの亡き後も続けられ、私家本など多くの素晴らしい作品を残されました。
磨かれた助田さんの孔版技術は崇高なまでに美しく多くの愛好者を魅了してきました。
同館では、今後も定期的に謄写版(ガリ版)をテーマにしたイベントを行うと共に、助田さんの技術をつなぐ作家を養成するとのことです。