今年、3月に成安造形大学にて、教室生徒117名による歌川広重『近江八景』をテーマに滋賀県発祥のガリ版技法で琵琶湖のヨシを使った用紙に印刷し彩色した作品の展覧会を開催いたしました。
多人数の作品制作の運用にあたり、難儀な版の紗の扱いについて毎回洗浄するのではなく、典具帖紙(極薄の和紙)を使い捨てで代用するアドバイスをいただき、効率よく制作することができました。
ガリ版を知らない子ども達の世代にとって、プリンターとは違い手作業でリアルを感じる印刷や、厚みのある発色はとても新鮮だったようです。教室としても、現在クリエーターを目指す生徒の足がかりとして、アートとしてのガリ版の可能性があることを伝えております。
〜滋賀芸術学舎 立岡 朋匡〜 https://shigagei.com/
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